しびれ

●しびれとは

症状から見るしびれの種類は、「感覚鈍麻」、「異常感覚」、「運動麻痺」に大別されます。

①感覚鈍麻: 熱さが感じにくい、痛みを感じにくい

②異常感覚: 現実には無いのに「針でさされたような」「灼けつく様な」感じ

③運動麻痺: 力が入りにくい、手足が動かしにくい

また、しびれを引き起こす原因も様々です。脳や脊髄の病気、手足の末梢神経の病気、糖尿病や精神病の影響が原因の場合もあります。

正座をした時の足のしびれや、神経や筋肉疲労のしびれなど、一時的なしびれは心配ありません。

しかし、病気の前兆として現れるしびれは問題です。例えば足のしびれが、「片側だけに」「急に起こって数分で消える」「靴下を履いているような感覚」がある場合は、脳梗塞の疑いがあります。

指、手、足を問わず、しびれを感じた場合は整形外科や脳神経外科などでしっかり診てもらって、厄介な原因が無いかどうか調べてもらうのが理想です。

●手足のしびれ

脳や内臓の疾患でない場合、手(指先から肩にかけて)のしびれは、頚椎、またはその周辺の筋肉のトラブルが原因であることが多いです。疾患名としては、頚椎ヘルニア、変形性頚椎症、頚肩腕症候群などがあります。

また、足より下のしびれは腰椎(腰周り)のトラブルが原因であることが多いです。足のしびれの疾患としては、変形性腰椎症、腰椎ヘルニア、梨状筋症候群があげられます。

●整骨院のアプローチ

「手足のしびれの原因は、骨のズレにある」というのが整骨院の考え方です。

まずは、指や手であれば首、背骨、足から下は骨盤などの腰回りの骨にずれがないかチェックしていきます。次に、骨のズレをつきとめ整体治療によって骨のずれを矯正します。

その後、筋肉を緩めるための手技療法やストレッチを取り入れていきます。患者様の症状によっては鍼灸治療や特殊電気治療なども行なっていきます。