私は、鍼灸専門の4年制大学で鍼灸師の資格をとり、卒業後は、あえて地元と離れた関西や四国などで修行を積み、40歳をこえ、地元・向島で開業いたしました。学生生活を含めると約30年間、東洋医療とかかわっていることになります。
四半世紀以上もお仕事をさせて頂いているので、診させて頂いた方も多く、試みに学生時代から今までの診た方を数えると、延べ30万人以上となりました。患者様も、0歳の赤ちゃんから103歳の大先輩までさまざま。また、疾患も内科、運動器、神経症状などいろいろ診させて頂きました。私は、この経験こそが何よりの自分の財産であると感謝しています。
いままでの私の経験を生かし、一人でも多くの方が《笑顔》と《元気》と《幸せ》にあふれた素晴らしい人生を送るお手伝いができますことを願っております。そして一人ひとりが元気になることで元気な尾道、元気な広島、元気な日本になることを心より願っております。
院内の様子です。田舎の治療院ですので、比較的ゆったりとしたスペースを確保しております。
| 家族構成 | 母、妻、娘２人（中１、小５）、息子（小３）の６人家族です |
|---|---|
| 趣味 | 自動車、ヨット、神社めぐり |
| 好きな本 | 浅田次郎著 『蒼穹の昴』 |
| 好きな言葉 | 『目の前に起こることは必然』 |
| 好きな食べ物 | 赤飯、パスタ、ステーキ、お寿司 |
さらに詳しいご紹介
広島県尾道市の向島で3人兄弟の長男として生まれ、こども時分は、弟たちと野山や海を駆け回って遊ぶ元気な少年でした。小学校卒業後は、岡山県にある金光学園中学・高校に進学しました。
自宅から学校まで片道2時間の通学でしたが、6年間、ほぼ無欠席でした。丈夫に産んでくれた母には感謝しています。中学時代には空手部に所属。ほぼユーレイ部員状態でしたが、この時、武術や古武道など骨格の動かし方に興味を持ちました。高校では自転車に目覚め、年に何度かは学校まで片道70kmをロードバイクで駆って行くほど元気に。祖父が若い時に競輪選手だったので、その影響もあったのかも知れません。
在学中に鍼灸師の資格を取り、4回生の時は、お医者さんでいう研修医のような実践もさせてもらいました。そして、卒業後は、高知県の中村市民病院で「特殊耳針」習得しました。その後は、奈良県の治療院に移り、でっち奉公。同時に、週2回は整形外科にも勤務してました。
20代には、朝から晩まで沢山の患者さんをみさせて頂き、また、2人の医師にも知慧を得ました。この時の経験が私の土台を作っていると実感します。
さらに、山口県宇部市でも実践を積み、都会の経営も学ぼうと福岡市に拠点を移しました。そして、柔道整復師の学校に通いながら、整骨院で働く日々が3年間、続きます。30半ばでの勉強と仕事は、正直、大変でした。支えてくれた妻に足を向けて寝られません（笑）
35歳で柔道整復師の資格を取得すると同時に、福山市山手町に「やまて鍼灸整骨院」を開業。この年は、長女が生まれ、実にめでたい年となりました。開業後はさらに忙しくなりますが、仲間にも恵まれ福山の院を後進に任せ、40歳を前に故郷の向島町に「向東整骨院」をオープンすることができました。
「地元で人助けをしたい」と思い立って、22年の歳月が流れました。祖父も父も他界しましたが、3人の子宝に恵まれ、以前より、さらに向島との結びつきが強くなっている気がします。
子どもたちの同級生や、父の旧知の方などが来院することもあり、「来る方はみな家族」だと思って、治療に臨んでいます。
つい最近のお話です。腰から足の痛みとしびれがひどく、歩く事も困難な高齢の患者さんがいらっしゃいました。整形外科医からは「手術しか方法はない」と言われ弱ってらしたのですが、当院で治療後は、痛みもしびれもすっかり無くなり、普通に歩けるようになりました。涙ながらに喜ばれるお姿に、私たちも心から感動するとともに、改めてこの仕事のやりがいを感じました。